こんにちは!えぷろん先生です。
もうすぐ新年度が始まりますね。
新年度のクラス編成も決まり、どんなクラスになるかな~?と不安と楽しみの両方が込み上げてきますね。
そして新しい出会いもあります。
入所してくる子どもたち、保護者さん、それから現場を共にする保育士さんも入ってくる時期ですね。
1年働いたらもう立派な先輩保育士です。
次に入ってくる保育士さんに仕事を教えなくてはいけません。
しかし、仕事は慣れたけど新人教育はしたことない。どうやって関わればいいのかわからない。と不安になる人もいると思います。
今回は、その不安を少しでも解決できるようにしたいのです。
- 新人さんとの関わり方がわからない
- どうやって仕事を教えたらいいのかわからない
- どの程度まで仕事をやってもらうのかわからない
新人保育士さんとの関わり方
新人さんが入ってきたときに最初実習生扱いしていませんか?
評価しようとしていませんか?
過去の新人、去年入ってきた新人たちと比べてしまっていませんか?
これらの基準があることで「この子はできそうだね」「この子はできなさそうだよね」と固定概念や偏見が生まれてしまいます。
新人保育士さんも子どもたちと同様にいろんなタイプがいます。
第一印象や見た目で判断しないようにしましょう。
また、ある程度の期待があることで幻滅してしまいますよね。
新人さんは初めて社会に出て右も左もわからない状況です。
わからなくて当たり前です。私たち自身がそうだったように…。
では、関わり方のポイントを3つ紹介します。
- 新人保育士さんについて知ろう
- 昔話をしない
- 意見に耳を傾け、成長を言葉で伝える
①新人保育士さんについて知ろう
まずは、その人に興味を持ってどんな人なのか知りましょう。
急に質問攻めされると緊張してしまうと思うので、質問ばかりにならないように自分のことを知ってもらうことも大切です。
「好きな食べ物」「趣味」「やっていた部活」など、なんでもいいのです。
1個わかるだけでその人のことを知っていることになりますよね。
会話のポイントは相手に合わせることです。
言ったことを繰り返すだけでも「聞いてくれている」「興味を持ってくれている」と認められているように感じます。
新人保育士さんだけでなく、人と付き合っていく中でも心がけておきたいですね。
②昔話をしない
ベテラン保育士さんに多いことなのですが、昔話をすることは控えましょう。
「昔は残業が多かった」「私たちが新人の時は先輩から休憩に行っていた」などということで、「これって間接的にこうしなくてはいけないのかな?」といったように働きにくい環境づくりになってしまっています。
昔の経験や体験を踏まえてアイデアを出すのはいいと思いますが、はっきり言って嫌味にしか聞こえません。
現に時代や環境が変わり、やり方が変わっているので、いう必要がないことですよね。
気を付けましょう。アドバイスの一つではありません。
③意見に耳を傾け、成長を言葉で伝える
やりたいこと、やってみたいことなどを否定せず、しっかりと聞いてあげましょう。
「ダメだね」「できない」とやる前から否定されてしまうと、次から意見を言いづらくなったり、挑戦することが怖くなったりしてしまいます。
せっかく新人保育士が勇気を出して言った意見は、まずはしっかりと認めること。
それから意見を踏まえた上でアドバイスや工夫ができると、どんどん意見が言えるようになってきます。
また、意見が言えたこと、できるようになったことをしっかりと褒めてあげてください。
褒めることで自信に繋がり、いい保育ができるようになっていくでしょう。
どうやって仕事を教えたらいいの?
私は新人の時、「何かわからないことがあれば聞いてね」とよく言われていました。
私自身もよく言ってしまいがちなのですが、新人保育士は、「わからないことがわからないのです」
それを少しでもなくすための解決策があります。
- チェックリストを作る
- いいお手本になる
- 考える機会を設ける
では、解決策を1つずつ紹介していきます。
①チェックリストを作る
経験からチェックリストがあればわからないこと、できていないことがわかるきっかけになるかな?と思い、チェックリストを作成しました。
下記は私が実際に作成したチェックリストです!
□欠席している子の人数、理由は?
□玩具の破損はないか?
□部屋は整理整頓、掃除ができているか?
□トイレ掃除はできているか?
□子どもの荷物の準備・片付け・忘れ物はないか?
□月案・週案・日案の作成はできているか?
□製作の準備はできているか?
□読み聞かせの本は何冊か用意できているか?
□感情的になっていないか?
□体調は悪くないか?
□子どもたちの様子を見守ることができたか?
このようにチェックリストを作ることで、園によっての方針ややり方があるので書き出すことで、新人さんも見直しができますよね。
「忙しそうにしていて話しかけられない」「何回も聞いたら迷惑かな?」と思ってしまう子もいるので、本当に必要なこと以外はチェックリストで確認ができるようになりますよね。
また、自分で気付いて動けるようになることで流れを覚えることにも繋がりますね。
②いいお手本になる
朝の会や絵本の読み聞かせなど集まりの中で、声の速さやトーン、表情などはしっかりお手本を見せることも必要です。
お手本を見せることで、「真似してみよう」と新人保育士さんは前に立つ勇気にもなります。
意外と同じことをしているようでも、そこでオリジナリティーが生まれ、知らないうちに習得しているのです。
③考える機会を設ける
ただただ教えるだけでは、身についてはいきません。
指示するだけでは、指示がないと動けなくなってしまいます。
例えば、運動会などの大きな行事の時にリーダーが全て決めてしまうのではなく、「このクラスは今何に興味があるのか」「どんなことができるようになったのか」を踏まえてテーマや出し物をそれぞれが2つ3つ考えてくる。
それを発表し合うことでそれぞれの見方や意見、また考える機会が作られるのです。
この考える機会こそが、日々の振り返りであったり、一人ひとりと向き合うきっかけであったりするので自然に視野が広がり洞察力や考察力が付きます。
新人保育士にどこまで仕事を振るのか
いざ、新人保育士さんに仕事をお願いするとなると、どこまで頼んだらいいのか難しいところですよね。
書類関係でいくと例えば、3歳児30人クラスの児童表や要録を半分に割るのは、初めて書く新人さんからすると大変ですよね。
また、書き方もわからないと思うので量を調節することです。
例えば、10人分は書いてもらうとか、その代わりに製作の準備を多めにしてもらうなどして自分自身も負担になりすぎないように分担ができるといいですね。
できることを多めにしてもらい、やったことがないことは「やらない」のではなく、量を減らしやってみる機会を設けましょう。
また、しっかりとフォローをしてあげてください。
仕事を振りっぱなしではいけません。
できているかどうかを確認して、進行状況を聞いたり、行き詰っていたらアドバイスをしてあげられるといいですね。
まとめ:新人保育士と向き合うために
明るくポジティブに接することを心がけましょう。
常に笑顔でいることで親しみやすさを感じられますよね。
また、休憩の時に愚痴や文句、弱音を吐くのではなく、一緒に頑張ろうと前向きな言葉がけや子どもたちのかわいいをたくさん共有できたらいいですね。
- 新人保育士について知ること
- 昔話や人と比べないこと
- 意見をしっかり聞き、言葉で褒めること
- チェックリストを作ること
- いいお手本になること
- 考える機会を設けること
- 仕事は分担し、フォローすること
これらをしっかり踏まえておくと、不安なく関われるようになりますよ。
また、頼られる保育士になること間違いなし!
後輩を指導することで自分の保育を見つめ直すいい機会でもありますね。
これからも日々の保育を楽しみながら、褒め上手になりましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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