【保育園のお弁当の日】おさえておきたいポイント

こんにちは!えぷろん先生です。

今回は、保育園・幼稚園のお弁当の日についての記事を書きます。

なぜ、お弁当の日があるのかというと、保育園が楽をしたいという理由ではなく、きちんとした食育のねらいがあるのです。

  1. 食への関心を高める
  2. 食事をする楽しみを作る
  3. 食事を作ってくれている人に感謝の気持ちを持つ
  4. 保育園側の家庭状況の把握の一環

場所によると年に数回だけのところ、また週に1回持っていくところと園によってそれぞれあると思いますが、大切な行事の一環なのです。

まだお弁当の日を経験していない方、お弁当を持っていったけど残して帰ってきたという経験をした方の悩みが解決できるポイントを紹介します。

この記事の内容
  • お弁当は何を入れる?
  • お弁当を作るときに注意すること
  • 子どもが好きなおかず

私の園では、年に3~4回お弁当の日があります。

給食を毎日楽しみにしている子も多いですが、それ以上にお父さん・お母さんが愛情たっぷり注いで作ってくれたお弁当の方が楽しみにしている子が多く、「いつ食べるの?」「早く食べたい」「またお弁当持ってきたい」とお弁当って子どもたちにとって夢が詰まっているようです。

では、どんなお弁当がいいのでしょうか?

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子どものお弁当は何を入れるの?

現役保育士から見たお弁当のポイントを3つ紹介します。

  1. 栄養バランスがいいもの
  2. 色合いがいいもの
  3. 食べやすいもの

①栄養バランスがいいもの

主食:主菜:副菜の割合=3:1:2になるといいでしょう。
(副菜の1をフルーツにするのも可)

これを覚えておくだけで、栄養バランスのいいお弁当ができますよ。

②色合いがいいもの

どうしても好きなものばかり入れるとなると、全体的に茶色くなってしまうことはありませんか?

子どもたちは美味しいものだと知っているので喜んで食べてくれるとは思いますが、いろいろな食材を使うことで見栄えも良くなり、五感で感じるために重要なポイントの1つです。

③食べやすいもの

主食はそのまま入れるのではなく、おにぎりやロールサンドイッチにしたり、一口サイズにしたりすることがおすすめです。

そのまま入れると、固まって食べづらくなってしまうからです。

手で掴んで食べられるものだと食べやすいですよね。

食材の大きさやお弁当の量も大切です。

からあげやハンバーグは小さく切ったり、少し柔らかめを意識しましょう。

お弁当箱のサイズも重要です。

少なすぎたり、完食できなかったりすると、せっかくのお弁当の日が悲しい日になってしまうこともあります。

一度、家庭でお弁当箱に入れてどのくらい食べられるか知っておくといいですね。

また、フォークやスプーン、お箸がセットになっているものを入れてくれている家庭も多いですが、上手く使えない場合はお箸を除けておきましょう。

嬉しくてお箸を使おうと頑張る姿がありますが、上手く使えずにおかずやお弁当箱を落としてしまうケースもよくあります。

お弁当を作るときに注意すること

楽しみにしていたお弁当…。

嬉しくて嬉しくて楽しみにしていたのに「あれ?全然食べていない…」と気付いたら、表情が暗くなっている子を発見。

そんな子のお弁当を見てみると、以下のケースが多かったのです。

①気合いの入ったキャラクター弁当

子どもたちは、大好きなキャラクターで最初は大喜びなのですが、

・キャラクターが勿体無くて食べられない。
・ご飯が敷き詰められて食べにくい、またおかずが少ない。
・味付けが苦手。

といったデメリットもあるようです。

おにぎりに顔を付けたり、かわいいピックを使うくらいがいいかもしれません。

割と時間がかかるキャラ弁。自己満にならないように気を付けましょう。

②腐っている

・調理が甘く、火が通っていないもの。
・暑い時期・寒い時期に関係なく、保冷剤を入れておく。
・熱を冷ましてから蓋を閉める。

これは必ず注意しておいてください。

食中毒の危険性に繋がります。

火が通っているかどうかは、小さく切るときに色を見たり、また味見をするといいでしょう。

③中身がぐちゃぐちゃになっている

子どもたちのリュックに入れたり手で持ったりと、それぞれだとは思いますが、開けてびっくり!中身がぐちゃぐちゃになっているケースもあります。

子どもたちは、走り回ったり落としたりする場合もあるので、傾いても大丈夫なように敷き詰めておく必要がありますね。

④開け方や食べ方がわからない

おしゃれなものが増えているこの頃!お弁当箱や水筒、フォークケースなどの開け方がわからない…と困ってしまうこともあるので、デザインよりも使いやすいものを選びましょう。

また、コンビニのおにぎりのようなフィルムのおにぎりや骨付きのお肉なども食べづらいので控えたほうがいいですね。

⑤丸いもの

給食でも危険だと指摘されていますが、豆やミニトマト、ブドウなどの誤飲の可能性が高いものは控えましょう。

窒息死したケースもあります。

ミニトマトなどは切っておくといいですよ。

子どもが好きなおかず

子どもたちのお弁当によく入っているもの、人気なものを紹介します。

  • からあげ→堂々の1位ではないでしょうか!どの家庭にもよく入っていますよ
  • ミートボール→一口サイズで甘いタレが美味しいですよね
  • 玉子焼き→冷めても美味しい甘い玉子焼き
  • ウィンナー→タコさんにしているところも多いですよね
  • ミニグラタン→カップに入っているので食べやすいですよね
  • オムライス→簡単に作れて白ご飯が苦手な子にもいいですよね
  • スパゲッティ→ナポリタンが人気です
  • アスパラベーコン→ベーコンに巻かれていたら野菜も一緒にパクっと食べてます

このようにお子様ランチに入っているような王道なメニューが人気ですね。

また、デザートでは、みかんやイチゴ、パイナップルなど色が変わらないものが多いです。

まとめ:【保育園のお弁当の日】おさえておきたいポイント

子どもにお弁当を作るときにおさえておきたいポイントをおさらいします。

  • 主食:主菜:副菜の割合=3:1:2の法則
  • 色合いや食べやすいサイズ・量
  • キャラ弁はほどほどに
  • 腐らないように対策をする
  • 子どもが好きなものを入れる

これらを踏まえた上で、一緒にお弁当のメニューを決めたり、一緒に買い物に行って食材を探したり、一緒に作ったりしてお弁当作りを楽しめるといいですね。

自分で作ることで、より食への興味関心が高まり、たくさん食べてくれるようになるかもしれません。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

現役保育教諭6年目。4年目で副主幹を経て、現在クラスリーダー。好きな歌やダンスを活かし、身体表現を学ぶ。保育の楽しさ・面白さを発信していきます。

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