子どもが保育園に着ていく服装【いいもの・よくないもの】

こんにちは!えぷろん先生です。

新年度が始まり、大人も子どもも新しい環境に慣れない日々が続いていることでしょう。

あなたは保育園の服装をどのように選んでいますか?

デザイン?コスト?素材?いろいろあると思います。

 
えぷろん先生
保育園着は汚れてもいいものを着るべし。

今回は、現役保育士から見て保育園に着ていく服装の中でいいもの、よくないものを紹介していきます。

こんな人におすすめ
  • 保育園着はどのようなものが好ましいのか知りたい
  • NGなものはあるのか?
  • おさがりは実際どうなのか?

このようなことで悩んでいる保護者の方も多いのではないでしょうか?

この記事を読んで少しでも参考にして頂けたらと思います。

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共通してお願いしたいこと

年齢に問わず、保育園側から気を付けてほしいことやお願いしたいことがあります。
(園によって多少差はあります)

保育士の中で共通してよく出てくる話題の中からピックアップして紹介していきます。

①名前を大きく分かりやすく書いてください

持ち物一つ一つに名前を大きく分かりやすく書いてほしいです。

同じものを持っている子がたくさんいる場合、名前が記入されていないと特に困ります。

靴下や黒いものだと名前を書きにくいものもあると思いますが、誰のものか分からなくなり、全員に聞かないといけなくなってしまいます。

また、入れ間違いや持ち物を把握していなくて「自分の子どもの物かはっきり分からない」という人も多いです。

結局誰の物か分からず行き場がなくなってしまうこともあります。

洗濯で薄くなって読めないものもあるので、こまめに確認してもらえると助かります。

②持ち物に名前をシールで貼るのはNG

上記で持ち物一つ一つに名前を書きましょう。とありましたが、最近では名前シールを貼ってくれている家庭も多いです。

しかし、剥がれやすく結局誰の物か分からなくなったり、剥がれてしまったものを乳児クラスが口に入れてしまったりすることもあります。

誤飲のリスクにも繋がるので控えましょう。

③着替えをできるだけ多めに持ってきてください

外遊びで、泥や水で汚れたり給食で汚れたりと保育園にいると、1日1回は着替えることがあると思います。

特にトイレトレーニングや夏場だとお漏らしや汗をかくことが多いので着替える回数は増えます。

着替えをしようとロッカーにもかばんにも着替えが全くない…。と困ってしまうこともあります。

ロッカーに入りきらないものもあると思いますが、できるだけ多めに持ってきてほしいのです。

忘れてしまうこともあると思いますが、保育園で貸し出せる枚数も限りがあります。

子どもたちも自分のロッカーが空っぽだと「僕のがない」「私のもない」と不安になってしまいます。

園のロッカーにある着替えの枚数が気になる人は、担任に確認するなどして準備ができたらいいですね。

④おさがりは基本的にはOKです

兄弟や貰い物のおさがりを持ってくる家庭も多いです。

基本的にはおさがりはサイズが合っていればOKです。

おさがりに多いのは兄弟児の名前や違う子の名前が書かれていることが多いです。

上記にもあったように、持ち物には自分の名前を書き直しましょう。

それでは、次に年齢順で服装のいいもの、よくないものを見ていきましょう。

0歳児

0歳児クラスは、一番成長の差が大きいクラスなので、発達に応じて持ち物が変わってきます。

いいもの

服はロンパースが好ましいです。

動きが活発になってきて、ハイハイや伝い歩きでいろんなところを探索したり、寝るときにお腹が冷えないようにしたりするためです。

肌にやさしいものを選びましょう。

また、柔軟剤などで肌が荒れてしまう子もいるので気を付けましょう。

夏場でも肌着は必須です。

汗を吸収しやすいメッシュタイプのタンクトップがおすすめです。

冬場は足がしもやけになってしまう子もいるので嫌がる子もいますが、レッグウォーマーがあるといいですよ。

よくないもの

上下離れているものです。

ハイハイや伝い歩きなどで活動が活発になることでずれたり、脱げたりしてしまうと怪我の原因にも繋がります。

一人歩きが上手になるまでは、ロンパースが好ましいです。

ボタンや装飾がついているものも控えましょう。

取れた場合に、誤飲に繋がるリスクがあります。

夏場は肌着を着ずにそのままロンパースはNGです。

肌が負けてしまったり、汗が染み込み風邪をひいたりする原因にもなります。

冬場は寒いですが、着せすぎには注意です。

保育園では、暖房や床暖房がついているので上着で調節しましょう。

他にも裸足でいると足がしもやけになってしまう子もいます。

だからといってタイツは保育園ではやめてほしいです。

着脱のしにくさはもちろんですが、滑って転んで怪我をしてしまうことにも繋がります。

1歳児

1歳児クラスは0歳児クラスに比べ、歩ける距離が増え、また走れるようにもなるので動きやすい服装が好ましいでしょう。

いいもの

上下が離れているものです。

少しずつ自分でしようとする姿が増えてくるので、自分で着脱がしやすいものがいいです。

また、サイズが合っているものを選びましょう。

よくないもの

1歳児クラスになったら保育園ではロンパースはやめましょう。

自分で着脱するときにロンパースだとどうしても一人ではできません。

まだ一人歩きが上手にできない場合は、ロンパースでも構いません。

0歳児クラス同様、タイツはNGです。

2歳児クラス

2歳児クラスは、本格的にトイレトレーニングが始まる時期です。

いいもの

自分で着脱がしやすいものがいいです。

お漏らしをしても自分で着脱できるものがベストです。

パンツは布パンツをおすすめします。

お漏らしした気持ち悪さを感じやすいからです。

トレーニングパンツだとおむつの時と感覚があまり変わらず、そのまま遊び続けている子も多いです。

よくないもの

ワンピースやスカート、サロペットです。

トイレトレーニングをしているときにせっかく成功したのにスカートにかかってしまった。という話は少なくありません。

保育園だと1対1で必ずトイレについて見守ることができないときもあります。

保育園での服装はズボンをたくさん用意しておきましょう。

また、ズボンの中でもデニムやボタンがついているもの、ピタッとしているものは自分で着脱しにくいです。

3・4・5歳児

乳児に比べ活動量がかなり増え、身辺自立もしてきますよね。

そんな幼児だからこそ気を付けたいことがあります。

いいもの

薄手で活動しやすいものです。

外で遊ぶ時間が増えるので薄着で過ごし、上着などで調節できるといいですね。

こだわりが出てきて自分で選ぶ子も出てくると思いますが、一緒に選んだり畳んだりしながら保育園の準備をしてみましょう。

よくないもの

スカートやワンピース、また半ズボンです。

活動量が増えたり、走るスピードが速くなったりすることで、転んだ時の怪我も幼児の方が重症化しやすいです。

その時に、スカートやワンピースだと転びやすかったり、直接地面や壁などに皮膚を打ち付けたりすることになります。

また、パーカーなども危険です。

帽子の部分が引っかかって首が締まってしまう恐れもあります。

他にはキャラクターものです。

そればかり気になり遊びに集中できない子もいるのが事実です。

禁止されている園も実は多いです。

できるだけ家庭だけで着るようにしましょう。

まとめ:子どもが保育園に着ていく服装【いいもの・よくないもの】

子どもが保育園に着ていく服装としていいもの、よくないものを紹介しました。

年齢に応じて多少誤差はありますが、共通するものをまとめます。

  • 持ち物一つ一つに名前を大きく書きましょう
  • 着替えは多めに持っていきましょう
  • おさがりはサイズが合っていて、自分の名前を記入していればOKです
  • 夏場でも肌着は着せましょう
  • 冬場は着せすぎず薄着で過ごし、上着で調節する
  • スカートやワンピースではなく、着脱しやすい長ズボンが好ましい
  • キャラクターものは控えましょう

保育園では、外遊びや製作遊びなどで汚れてしまうことも多いです。

お気に入りの服が汚れてしまった。となってしまわないように保育園着は汚れてもいいものにしましょう。

保育園用、家庭用と分けるのがベストだと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

現役保育教諭6年目。4年目で副主幹を経て、現在クラスリーダー。好きな歌やダンスを活かし、身体表現を学ぶ。保育の楽しさ・面白さを発信していきます。

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