こんにちは!えぷろん先生です。
みなさんの好きな食べ物は何ですか?また、苦手な食べ物はありますか?
私はからあげが好きで、納豆が苦手です。
誰しも好きなもの苦手なものが1つや2つはあると思います。
生きる上で、衣食住は必要なもの。
今回はその「食」について「楽しい食事の時間」をテーマに記事を書きました。
食事は、保育園や家庭で困っている問題の一つでもあると思います。
- 食に興味がない
- 好き嫌いが多い・偏食がある
- 遊び食べが多い
このような理由で困っている方は、「楽しい食事の時間」を心がけると解決することができますよ。
食に興味がない
何を作ってもあまり食べてくれません。お腹は空いていないのかな?
体重が増えないから、何か口にしてほしい…。
こういった質問や相談を受けることがよくあります。
あまりにも食べてくれないと心配になりますよね。
食べてもらえるような工夫やポイントを紹介します。
- 生活リズムを整える
- 体を動かして遊ぶ
- 食材に興味を持つ
①生活リズムを整える
生活リズムが崩れていると、どうしてもお腹がすくリズムも変わってしまいます。
朝起きるのが遅くて朝ごはんが9時になったとします。
いつもお昼は12時に食べているのでそこに合わすと、3時間しかあいていないのであまりお腹はすきませんよね。
それでは、朝ごはんを遅く食べたので13時半にお昼を食べるとします。
すると、お昼寝の時間がズレ、2時半くらいから寝て起きたら4時半。
起きてからいつものおやつや間食を取ると、今度は夕食に影響が出てきます。
その日一日崩れるだけで、次の日にも影響してくるので負の連鎖は続きます。
休みの日も寝る時間や起きる時間を変えず、一定のリズムにすることで体のサイクルが作られていきます。
食事をする時間は、ある程度同じになるように心がけましょう。
また、乳幼児期は一度にたくさん食べられないので、朝おやつや昼おやつを取り入れて足りていない栄養を補いましょう。
フルーツや乳製品などがおすすめですよ。
②体を動かして遊ぶ
小食の子に多い特徴は、活動量が少ないことが挙げられます。
ダイナミックに体を動かすことによって、自然とお腹がすくようになります。
保育園だと雨の日でもホールなどで体を動かすことができますが、家庭保育だと毎日公園に行くことは難しいですよね。
家庭で簡単にできる「ダンス・体操・トランポリン・ボーリング」などをするだけでも体を動かせるのでいいですよ。
③食材に興味を持つ
食べ物を育てたり、見たり触ったりして身近に感じられるようにしましょう。
- 食べ物がでてくる絵本を読む
- おままごとや砂場遊びで見立て遊びをする
- 食材を使ってスタンプにして遊ぶ
- 感触遊びをする
- 野菜を育てる
このような工夫ひとつで食材を知るきっかけにもなり、「食べてみたい」「どんな味がするんだろう?」と遊びを通して興味関心を持つポイントにもなるので試してみてください。
好き嫌い・偏食がある
子どもたちは、ピーマンやトマト・ナスなど苦手なものがあったり、ご飯ばっかり食べる子がいたりしますよね。
はっきり言ってしまえば、それは当たり前のことです。
子どもたちは、美味しいものを知っていて美味しいから食べる。美味しいと思うものだけ食べているのです。
大人になるにつれて食べられるものが増えていくのは、舌が鈍感になっているのです。
子どもたちは大人より舌が敏感で、苦みや辛味・酸味などを感じやすくなっています。
よって、「苦い」「辛い」「酸っぱい」と感じるものは苦手なものが多くなってしまうのです。
また、見た目で緑の野菜は苦いだとか、キノコは触感が気持ち悪いだとか、一度苦手意識を持ってしまうと学習して食べないといった傾向にあります。
しかし、逆に一度でも「食べれた」「美味しい」と食べることができると食べられるんだと学習し、苦手意識がなくなり食べてくれるようになりますよ。
このように、嫌いなもの・偏食がある場合は強要するのはやめましょう。
苦手意識が強まるので逆効果です。
好き嫌いをなくすのではなく、好きなもの・食べられるものを増やすことが大切です。
また、「野菜が食べられたらデザートね」といったようにご褒美形式もやりがちですが、これも実は食材を嫌いになる落とし穴なのです。
野菜<デザートになっていますよね。必然的に野菜の価値を下げてしまっています。
言い換えると、「野菜を食べないとデザートは食べられない」と言えますよね。
この言い方は、強要しているのと同じになります。
デザートより先に野菜を食べてほしい理由をしっかり伝えましょう。
例えば、「野菜を食べてからデザートを食べると、とっても甘くて美味しいよ」
これだけで嫌々野菜を食べるのではなく、野菜を食べることによってデザートがもっと美味しくなるんだ!と楽しみが倍増しますよね。
遊び食べが多い
手づかみ食べをしたり、食事で遊んだり、食事中に歩き回ったりと困ってしまうこともありますよね。
その場合のポイントを紹介します。
手づかみ食べをしているとき
食に興味を持ち口に入れているので、0歳~1歳であればそのまま手づかみで食べ、フォークやスプーンを持ちたがる時はタイミングを見て持たせてあげるといいですね。
そのうち、「フォークやスプーンで食べたほうがたくさん食べられる」「ママやパパ・お兄ちゃん・お姉ちゃんと同じものを使いたい」と興味を持ち出すことでしょう。
それ以降の年齢であれば、「手が汚れないようにスプーンやフォークを使おうね」「先生(ママ)とどっちが上手にすくえるか勝負しようか」など、使う理由・使いたくなるように言葉がけができるといいですね。
食事で遊ぶ・歩き回るとき
こういった場合は、食事に対する意欲がなくなっています。
時間で区切らず、食事を下げましょう。それでも食べたいという場合はアピールしてきます。
もし、食べないのに下げられるのが嫌ということであれば、それ以上食べることはないので違うことに意識を向けましょう。
食事は長くて40分程度が目安です。
まとめ:楽しい食事の時間
食事は楽しむべきです。視覚・嗅覚・味覚など、たくさんの感覚で楽しむことができますよね。
昨今ではよく耳にするようになった、こしょく(孤食・個食・固食・粉食)などいろんなこしょくがありますが、食事を楽しむためには、一人ではなくできるだけ誰かと一緒に食べることです。
また、テレビや携帯を見ながらではなく、食事をするときはテレビなどのメディアから離れて食事をすることで会話も楽しむことができます。
最後に、今回紹介したポイントを振り返ります。
- 生活リズムを整えること
- お腹をすかせるために体を動かすこと
- 食材を知ること
- 好き嫌いをなくすのではなく、好きなもの・食べられるものを増やすこと
- ご褒美形式ではなく、食べたくなるような声かけをすること
- 食べたくないときは食事を下げること
これらを踏まえた上で、子どもたちが楽しめるような工夫は、まだまだたくさんあると思います。
例えば、オムライスに旗がささっていたり、ニンジンがハートになっていたりと目で楽しむことは子どもたちにとって食べる意欲に繋がる1番のポイントかもしれませんね。
次回は、そういった工夫も紹介したいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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